タイに住んでみると

現在はタイを離れているので,タイに居た経験から考えたことなどを時々書いています。また,タイに行く機会があれば生の情報もアップしたいと思います。

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Bangkok

バンコクの魅力って何だろう。

昨日、聴いてきたセミナーでそんなことを改めて問いかける話があった。

アピラック前知事の講演もあったのだが、原稿も読まないスピーチもその後の質疑応答もとても感心するものだった。選挙で、ごたごたがあり、再選決定後にすぐに辞任して今は、首相顧問という少し影に隠れた仕事をしているが、また表舞台に出てくる人物だろうと感じた。伝統的エリート層の利権保持が政治闘争の原因で、本当の民主化を妨げているという見方もあるが、アピラック氏のようなエリートが体外的にタイの立場を守ることを支えているのは否定できないという気がする。

そんな話はさておき、いくつかの講演を聴きながら考えた。

バンコクに国際都市:といういう方をしても間違えはないだろう。。何を持って国際都市というのか、こまかい話はともかく、日常的に実に多彩な国の人を目にする。見かけからすぐに国籍まで判別できるわけのないのだが、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカどこの人も日常的にどこでも見かける。言葉を聴けば、もう少し細かい国籍も推定できる。

シーク教徒の寺院があり。中華街、インド人街があり、高級私立病院やデパートではにはターバンを巻いた男と、目の部分に僅かなスリットしかない、全身を隠す黒布の服を着たアラブのイスラム教徒をよく見かける。フィリピン英語の訛りもよく耳にする。パブにビールを飲みに行けば、ブリティッシュらしい、末尾を飲み込むような発音の英語があふれている。最近は昼ごはんを食べていて、ハングルや中国語もよく聞こえてくる。

そんな多国籍軍の「外人」にとって、バンコクは大変住みやすい街だと思う。
少なくともバンコクのタイ人は相手の言葉がわからなくても、逃げ腰になったり、露骨に「対応できません」という顔をする人は多くない。タイ人お得意の、いい加減さがあるため、いつも思ったものを得られるわけではないが、そんなことを楽しめるだけの気持ちにさせてくれる、気持ちよさがある。

今日の前知事の講演でもアジアらしい「ホスピタリティ」と言っていたが、アジアどこでも共通するかはともかく、また、タイ人の「微笑み」の複雑・奥深さはともかく、取り付くしまもなく外人としての疎外感を味わう、ということはない。

一方で、「外国人料金」をどこでも設定したりすることは、微笑みの複雑な意味とあわせて、タイ人のしたたかさも示していて、タイ人がただ「よい人」であるわけではないが、バンコクは外国人にも住みやすい、つまり外国人に開かれた「国際都市」といってもよいだろう。そしてそれはバンコクの魅力のひとつだと思う。


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辺りの子供にかまう

遅々としてはかどらないながらも,帰国のための荷造りを始めている。先日の日本出張の時には,2006年直木賞作品の文庫版が出ていたので,それを買ってきて読んだりと,すこし最近の日本の様子を意識してみたりしている。

日本を離れるまでに,とうとう携帯電話を持たず,タイに来てからようやくシンプルなNOKIAのプリペイド携帯を持った。その後,を使うSMSを使うようになり,今は日本語版がインストールされたNOKIAを持ち,e-mailにもインタネットにもアクセスするようになったが,世界でも特異的で高機能だという日本の携帯電話は,一対どんなものか,想像もつかない。どの会社,どの機種を選ぶか,これから事前調査が必要である。

携帯電話なら,ネットで調べればよいとして,日常生活の感覚はどうだろう。先日勝って買ってきて読んでいるのが,北尾トロ氏の「キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか」。
最近の陪審員制度にもつながる,裁判傍聴記の本も面白いフリーライターの著作。そんなタイトルの本が,日本帰国リハビリに役にたつか?と疑問を唱えても,著者が腹を立てることは無いだろう。しかし実際,この本を読んでいて,日本に帰ったら,それが日本の常識というおかしなこともあるのだと思った。本当は日本を出るときにすでに,そうだったはずだが,今,意識してみるとおかしなこと,といったら良いだろうか。

いい年をした,おじさんが,日本で子供に声をかけたら無視される。おかしな他人と警戒されて逃げられる。「知らない人についていくな」はいつしが「知らない人と話をするな」になっていた,という話。

タイでは,お兄さんもお姉さんも,おじさんもおばさんも子供好き。子供がいると直ぐに”かまい”始める。異常な人間による子供への性犯罪も少なくないタイだが,知らない大人を見たら犯罪者と思え,という風潮は無い。

カメラを持っていると,とってくれとせがむ子供。カメラを向けるとポーズを取ってくれる子供には日本ではもう会えないのだろうか。そういえば,アラーキー師の散歩の本でも,カメラを向けたら,子供たちが顔を隠してしまう話があった。

Kids in Bangkok
Bangkok 2009, Olympus Pen F, Zuiko 50mm f1.4

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計画性

タイを離れることが決まり,自分なりに一区切りとして,色々なことを頭の中でも整理してみなければと思ったりする。

タイ人気質を見て,自分自身や日本人の姿を改めて考えてみることになるのは,外国に住んでする良い経験だろう。しかし,私の場合は,日本人よりタイ人に近いのではと思うことも多かったような気がする。

まず,誰もが経験し,多くの人が口にするのが,タイ人の長期計画の苦手さである。
長期といわないまでも,例えば会議やイベントの開催でも,開催日に向けて,詳細な日程計画は無く,直前までどうなるのやら,という状態から最後に何とかと帳尻を合わせてくる。こんな様子に,ストレスを積もらせる日本人は多い。私の場合は,もともと長期計画が苦手なほうなので,タイのペースにそれほどイライラする事も無い。もちろん,最初にタイに年に何度かという,頻度で来ていた時は,短期の滞在で予定をこなさなければいけないので,それなりにストレスを溜め,あがいていたこともある。様子が見えてくると,それなりに予定を立てて,ストレスもほぼ無く,仕事をして帰れるようになった。

タイに住んでからは,多分,タイの感覚にかなり染まってしまったに違いない。きっと,日本に帰って,リハビリが必要な項目の一つだろう。
それでも,きっと,平均的な日本人の感覚より「何とかなるさ」で行くのだと思う。

計画はしても,そこに変更が必要になることを楽しめる気持は大事だと思う。(私の場合,計画をきちんと立てるところから,もう一度訓練しなければいけないが)。
ドイツに留学経験のある友人(ラトビア人)は,ドイツの人たちが人生のある時点で,それに沿って生きるような,将来の姿が途中からハッキリと見えてしまうような生活は耐えられない,と言っていた。慎重に計画を立てて実行するデンマーク人の友人は,途中で出会うハプニングに対処して,計画を修正しながら動くことを楽しんでいるように見える。

と,書いてみてふと思った。今の日本は,将来の姿を描くことが出来ない,という空気に満ちているらしいのである。望む姿が無いなら,計画の立てようも無い。

先日の香川への出張では,もっと希望のある姿を見ることが出来たと思っているが。

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チャーン島の宿

チャーン島ではビーチのリゾートホテルに宿泊した。
ネットで予約したが,1泊3人(1エクストラベッド)朝食付きで,2万円ほどである。正月の繁忙期,日本での宿泊費を考えれば,決して高くはないが,決して安くもない金額である。ホテルらしい,行き届いたサービスを期待してもよい値段だと思う。

残念ながら,サービスの質は値段相応ではなかった。3人の予約にも関わらず,部屋にはエクストラベッドやタオルは用意されておらず,後から用意された。その時もスリッパを忘れていた。

ホテルでの夕食も満席でもないのに,スタッフはとても客数に対応できておらず,注文もなかなか取りに来なかった。
8時間近くの移動で,両親ともに疲れていたので,不満爆発寸前になった。
食事の質はそう悪くなかったので何とか我慢できたが,少々いやな予感だった。

コテージ式の部屋は木がぜいたくに使われていて,なかなかおしゃれで落ち着く部屋であった。しかし,ここにも問題あり。
シャワールームの床の傾きがうまくできておらず,シャワーを浴びると洗面台の前に水があふれてきてしまう。シャワーはお湯の圧力が弱く,一定しないので,お湯が熱くなったり,ぬるくなったり。しかもシャワーヘッドの調子も悪く,タラタラと垂れるお湯しか浴びられなかった。さらにエアコンのファンの音がうるさく,もっとも弱い風にしてもかなりの騒音で,安眠を妨げられた。
扇風機はないので,エアコンを止めてしまうと暑苦しくなるので,うるさい音に時々目を覚ましながらということになった。

救いなのは,敷地全体は静かで,緑も多く気持がよいことだった。

タイでは,よくプロフェッショナルがなかなか育たないという人がいる。確かにその通りだと思う。
ホテルでも従業員の入れ替わりが速いと聞く。日本人があまりにも気をまわしたサービスを期待しすぎなのかもしれないが,それにしても,いろんなことが中途半端,気にするべきポイントがずれている,と思うことは多い。

ホテルのベッドには,毎日可愛く象の形や花の形に畳まれた代えタオルおかれた。それは,確かにサービスである。楽しい。
しかしだ,それ以前に,うるさいエアコン,お湯のまともに出ないシャワーを何とかするべきである。1泊2万円も取っているのだぞ!

ホテルのフロントには,ジュースやスナックが用意されているが,玄関スペースには肝心のドアボーイがおらず,車から降りても荷物運びを手伝ってもらうには,こちらからスタッフを呼びに行かなければならなかった。

ホテルのマネージャーらしい人物をちょくちょく見かけたが,失礼ながら,ホテルマンの雰囲気を持っていないと思った。人をもてなす顔をしていないのである。スタッフを見張るばかりの顔。彼もおそらく本当のプロではないのだろう。
観光を重要な産業と考えているタイでは,数年前からツーリズム・ホスピタリティーといった観光学科のような学科の設置が相次いでいる。プロになるための素養をおしえられる教員がどれだけいるのか,正直なところ疑問に思っている。

もっとも,そういうサービスは高い値段を払うホテル・リゾートに求めるもので,安い宿に泊まっているときなら,タイならではのゆるーサービス,たらたらと歩くスタッフ,失敗しても笑っているスタッフも,タイならではの味で,楽しいものである。


ホテルのテラスから
少々不満もあったが,砂浜をみながらの朝食はとても気持のよいものだった。

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南へ

12月5日はプミポン国王の誕生日、今年は土曜と重なり、7日は休日(ただし公務員などだけ、という話もあり)で3連休となった。この週末を利用して、南のトランへ出掛けてきた。といっても仕事がらみ。

仕事とはいえ、実に空気の良い南の海辺。リフレッシュして帰ってきた。
トランは、最近すっかり観光地となったクラビーのさらに南。まだまだ、観光開発は進んでいない、のんびりしたところだが、沖の島々ではリゾート開発が少しづつ進んでいるようだ。

プーケットやクラビーのように、人があふれて、どこへいっても同じようなバー・音楽、人、踏み荒らされたサンゴ、濁った水のサンゴ礁、客引きのうるさいビーチとならないでほしいと思うばかりである。

タイに限ったことではないが、いったん良いビジネスになると踏めば、同じようなものが乱立して、観光の一番の魅力であった自然はあっという間に破壊される。モノの値段はうなぎ昇り。

観光業をどう発展させるのか、それは実に難しい問題だと思う。

Trang1
RICOH GRII Degital
トランのパックメンビーチの夕暮れ。ビーチといっても干潟のような遠浅の海岸。白い砂浜ではない。
潮が引くと貝を掘りに来る人もいるようだ。

Trang2
RICOH GRII Degital
朝の海岸。奇岩がの列。クラビーの地形と共通である。

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