タイに住んでみると

現在はタイを離れているので,タイに居た経験から考えたことなどを時々書いています。また,タイに行く機会があれば生の情報もアップしたいと思います。

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とりあえずは,落ち着いたバンコク

バンコクに戻ってきた。
要所の交差点には警備にあたる兵士の姿が目立つが,騒ぎは収まり落ち着いているようである。

連休のあいだに「カルチャーショック;タイ人」(河出書房新社)というタイ人と,西洋人(国籍は紹介されていない)の夫の共著で書かれた本(の和訳本)を読んでいた。

タイ社会の歴史も踏まえながら,タイのマナー,社会,人生観,信仰や暮らし方などが書かれていて,タイで暮らしていて感じることを整理してみるのにはなかなか面白く,助けにもなる。
著者は,基本的には郷に入れば郷に従え,という考え方で書いているので,企業で働く人のあり方などの話になると,それをいつまでも続けるのなら,外国の会社がタイで会社を続けることは難しい場合が多いのでは,と思ってしまった。

例えば,タイ人は社会,組織や人の関係の「表面的な調和」(表面的な,と入っているところがミソなのだが)を乱すことをともかく避けようとする。だから,人前や面と向かって,批判されることは非常に嫌がり,精神的な暴力とさえ思っている。だから,遠まわしに批判の意味を伝えたり(決して皮肉になってはいけない),表での対立を避けて,裏へ回って解決案を探ったりということになる。それに従うとなると,例えば会社や工場のシステムや,その人の何かが問題であるかが凡そ解っていても,それをハッキリと指摘して直ぐに直す,ということが出来なくなる。
そんなタイの中で,タイ的にやっていても続けられる,業種がタイで育てばよいということかもしれない。

ともかく,そんなことで,仕事で悩んできた外国人は無数にいるに違いない。

現在の政治の状況もこんな話と無縁では無いように思う。問題があることは解っているが,どこが問題かハッキリさせることを避けてきた。最も重要なのは,法律など表の規則で,解決をつけること(当然,問題点や責任の所在が明らかにされることになる)ではなく,社会の「表面的な調和」をいかに脅かさずに,解決をつけるかである。

そんな社会は,近代の西洋的な社会観からすれば,なんとも古い社会だろうが,ともかく,それがタイである。「カルチャーショック;タイ人」が出版されてから10年以上経っているので,古い慣習がかなり廃れてきているようだが,まだまだ,タイ人の根っこは変わっていないと感じた。

しかし,社会の色々なもの,取り巻く環境も変化して,ひずみはだんだんと大きくなってきている。

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